アバターメニューの見方|どこで着替えて、どこで表情を出すのか
買ったアバターの機能を取りこぼす原因は、たいていメニューの構造を把握していないことです。着替えと表情とギミックは、それぞれ別の場所にあります。どこに何があるかが分かれば、説明書を読まなくても大半の機能にたどり着けます。
押さえどころは一つ、メニューが2階建てになっていることです。ここさえ掴めば、着替え・表情・ギミックがどのあたりにあるか見当がつきます。反映されないときの確認手順も、それぞれの項目に添えました。
操作の名前や配置はサービスや更新で変わります。ここでは変わりにくい「構造」の話をします。構造さえ分かっていれば、画面が変わっても迷いません。
メニューは2階建てになっている
最初に押さえるのはここだけです。ソーシャルVRのメニューは、サービスが用意しているものと、アバターが持ち込んでいるものの2層に分かれています。
サービス側のメニューが担当すること
音量、画質、表示人数、フレンド関係、ワールドの移動。こうしたアプリ全体に関わる操作は、サービス側のメニューにあります。アバターを変えてもここは変わりません。
「アバターを別のものに切り替える」操作も、この層にあります。持っているアバターの一覧から選ぶ、という形です。
アバター側のメニューが担当すること
いま着ているアバターに固有の操作は、こちらにあります。衣装の切り替え、表情の固定、アクセサリーの表示、色の変更。作者が用意した機能が並びます。
だからアバターを変えると、この層の中身は丸ごと入れ替わります。前のアバターにあった機能が見当たらないのは、故障ではなく別のアバターだからです。
「サービスの機能」か「このアバターの機能」か。迷ったらこの二択で考えると、探す場所がすぐ決まります。
どちらを開いているか見分ける
慣れないうちは、いま開いているのがどちらの層か分からなくなります。見分けの目安は、項目の内容です。音量や表示設定が並んでいればサービス側、衣装や表情が並んでいればアバター側です。
もう一つの目安は、アバターを変えたときに中身が変わるかどうかです。変わらない場所はサービス側、変わる場所はアバター側です。一度確かめておくと、以後は迷いません。
開き方は端末によって変わる
VRのコントローラー、デスクトップのキーボード、スマートフォンのタッチ。入力方法が違えば、メニューの呼び出し方も違います。同じ機能でも、たどり着く道が変わります。
自分の端末での開き方は、サービスの操作説明で確認するのが確実です。ここだけ先に覚えておくと、あとは共通の構造で動けます。
着替えはどこでするのか
「着替え」と呼ばれる操作には、実は2種類あります。ここを混同すると、探す場所を間違えます。
アバターそのものを別のものに変える
体ごと入れ替える操作です。サービス側のメニューにあるアバター一覧から選びます。自分が上げたもの、公開されているもの、お気に入りに入れたものが並びます。
この操作は、いわば人格ごとの着替えです。表情の数もギミックも、選んだアバターのものに切り替わります。
同じアバターの中で衣装を変える
体はそのままで、服だけ替える操作です。これはアバター側のメニューにあります。作者が衣装の切り替えを組み込んでいる場合に限り、使えます。
複数の衣装が同梱されているアバターでも、切り替えの仕組みが入っていないことがあります。その場合、衣装ごとに別のアバターとして上げる形になります。
切り替え対応かどうかは、販売ページの機能説明に書かれていることが多い部分です。買う前にここを見ておくと、あとで「切り替えられない」と気づく事態を避けられます。
着替えが反映されないときの確認
切り替えたつもりの項目を見直す
階層が深いと、別の項目を触っていることがあります。いま開いている場所を確認します。
別の衣装に切り替えて戻す
一度別の状態を経由すると反映されることがあります。表示の更新が追いついていないケースです。
アバターを選び直す
いったん別のアバターにして戻します。多くの表示の乱れはこれで解消します。
上げたデータを確認する
それでも変わらない場合、手元で加えた変更が反映されたデータになっていない可能性があります。
順番に試すと、どこで直ったかが分かります。次に同じ症状が出たとき、最短で対処できます。関連する症状は初心者がつまずく場所の逆引きにもまとめています。
表情の出し方と固定の仕方
表情は、メニューから出す方法と、手の形で出す方法の2系統があります。使い分けができると、会話のテンポが変わります。
手の形と表情が結びついている
VRのコントローラーで手の形を作ると、それに対応した表情が出る仕組みが一般的です。握る、指を立てる、開く。それぞれに別の表情が割り当てられています。
どの形にどの表情が入っているかは、アバターごとに違います。同梱の説明書に対応表が載っていることが多いので、最初に一度目を通しておくと発見が早くなります。
デスクトップやスマートフォンからだと手の形が作れないので、選ぶ場所はメニューだけです。用意されている表情の数は同じでも、出し方が変わります。
表情の切り替えは、少し慣れが要る部分です。最初は思った顔が出ず、会話中に慌てることもあります。人のいない場所で一度練習しておくと、本番で困りません。
表情を固定する
写真を撮るときや、しばらく同じ顔でいたいときは、表情を固定する機能を使います。多くのアバターで、この切り替えがメニューに用意されています。
固定を解除し忘れると、会話中もその顔のままになります。撮影が終わったら戻す、という流れを癖にしておくと安心です。
撮影用に表情を固定したまま移動すると、真顔で話し続けることになります。撮り終えたら解除、をセットで覚えておきましょう。
表情が出ない、一部しか動かない
まず、そのアバターにその表情が用意されているかを確認します。用意されていなければ、どう操作しても出ません。次に、表情の固定がかかっていないかを見ます。
特定の表情だけ出ない場合は、割り当ての設定に抜けがある可能性があります。買ったままの状態なら作者の説明を確認し、自分で改変した直後なら、その作業を疑ってください。
表情の数は買う前にも確認できます。判断の材料は表情とシェイプキーの確認方法にまとめています。
ギミックのオン・オフ
ギミックは、アバターに仕込まれた仕掛けの総称です。範囲が広いので、まず何が該当するのかを整理します。
ギミックと呼ばれるもの
- アクセサリーや小物の表示・非表示
- 髪型や色のバリエーション切り替え
- 手に持つアイテムの出し入れ
- エフェクトやパーティクルの発生
- 体の一部の形を変える調整
どれもアバター側のメニューから操作します。数が多いアバターほど階層が深くなり、目的のものを探すのに時間がかかります。
アバターによっては、ギミックが会話の道具として使えるものもあります。手を振る、拍手をする、感情を示す記号を出す。声を出しにくい場面では、こうした仕掛けが役に立ちます。
切り替えには種類がある
単純なオン・オフだけでなく、複数の選択肢から1つを選ぶもの、つまみで量を調整するもの、押している間だけ動くものがあります。操作感が違うので、初回は一通り触って確かめるのが早道です。
つまみで調整するタイプは、極端な値にすると見た目が崩れることがあります。少しずつ動かして、変化を見ながら決めましょう。
保存される設定とされない設定
切り替えた状態が次回も残るかどうかは、アバター側の作りで決まります。残る設定にしてあるものは、次にそのアバターを着たとき同じ状態から始まります。
残らない設定は、毎回初期状態に戻ります。どちらが良いというものではなく、作者の設計です。自分で改変する段階になれば、この挙動は自分で決められるようになります。
機能を取りこぼさないための探し方
「そんな機能があったのか」と後から気づくのは、よくあることです。最初に探し方を決めておくと、取りこぼしが減ります。
説明書の対応表を先に見る
多くの配布物に、機能の一覧や手の形との対応表が同梱されています。ここを読むのが、いちばん確実で速い方法です。読むのは数分で済みます。
メニューを端から一度開く
手に入れた日に、階層を端から順に開いてみましょう。何がどこにあるかを一度見ておくだけで、必要になったときに思い出せます。
このとき、気になった項目を短くメモしておくと後で役に立ちます。名前と場所だけで十分です。
項目が多すぎて、全部覚えられる気がしません。
覚えなくて大丈夫です。「ある」ことだけ知っていれば、必要なときに探せます。
他の人が使っているところを見る
同じアバターを使っている人に会ったら、どんな機能を使っているか見てみましょう。自分が気づいていなかった使い方が見つかることがあります。
気になったら、その場で聞いても構いません。アバターの話題は会話のきっかけになりやすく、嫌がられることはあまりありません。
作者の紹介ページを見る
販売ページや紹介の動画で、機能が実演されていることがあります。文字で読むより動きで見たほうが早い機能もあるので、こちらも一度のぞいておくと理解が進みます。
更新で機能が追加されることもあります。作者の告知を追っておけば、手元のデータを入れ替えるタイミングを逃しません。買ったときのまま使い続けていると、追加分に気づかないままになります。
自分用に並べ替えるという発想
メニューの並びは、作者が決めた初期状態です。使っていくうちに、自分の使い方に合わないと感じる場面が出てきます。ここから先は改変の領域ですが、発想だけ知っておくと視野が広がります。
よく使うものを浅い階層へ
毎回使う切り替えが深い階層にあると、会話の途中で操作するのが億劫になります。よく使うものを浅い場所へ移すだけで、体験がはっきり変わります。
逆に、めったに使わないものは奥にまとめます。並びを整理するだけで、探す時間が減ります。
目安として、会話中に手が届いてほしい操作は浅い階層に置きます。撮影や着替えのように立ち止まって行う操作は、奥でも困りません。使う場面で分けるのが分かりやすい基準です。
使わない機能は畳んでよい
使わないギミックを表示から外すことで、メニューが見やすくなります。データを消すわけではないので、必要になれば戻せます。
ただし、切り替えの仕組みには数の制限がある場合があります。制限はサービス側で決まっているため、公式の情報で自分の環境の上限を確認してください。
改変への入口としてのメニュー
メニューの組み替えは、改変の中では比較的取り組みやすい部分です。モデルの形を触らないので、失敗しても見た目が壊れません。
具体的な組み方は表情メニューの作り方で手順から説明しています。まずは既存の並びを変えるところから始めると、仕組みの理解が進みます。
よくある質問
そのアバターに切り替えの仕組みが組み込まれていない可能性があります。複数の衣装が同梱されていても、メニューからの切り替えに対応しているとは限りません。同梱の説明書で、切り替え機能の有無を確認してください。対応していない場合は、衣装ごとに別々に用意して、アバター自体を切り替える形になります。
その項目が、状態を保存しない設定になっているためです。保存されるかどうかはアバター側の作りで決まっており、作者の設計によります。買ったままの状態では変更できませんが、自分で改変する段階になれば、保存する設定に変えられます。まずは説明書に記載がないか確認してみてください。
出せます。ただし手の形で出す方式は使えないため、メニューから選ぶ形になります。用意されている表情の数は同じでも、切り替えの速さは変わります。よく使う表情を浅い階層に置いておくと、会話中でも扱いやすくなります。
まとめ
- メニューはサービス側とアバター側の2層に分かれている
- アバターの切り替えはサービス側、衣装の切り替えはアバター側
- 表情は手の形とメニューの2系統。固定の解除忘れに注意
- ギミックの状態が保存されるかは、アバター側の作りで決まる
- 手に入れた日にメニューを端から一度開くと、取りこぼしが減る
メニューを一通り触ったら、次にやることが見えてきます。アバターを手に入れた次にやることで、優先順位をつけて進める順番を紹介しています。