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3Dキャラクターをスマホだけで作る|アプリの選び方と書き出しまでの流れ

目次

スマホだけで3Dキャラクターを作ることはできます。ただし「どこまで」できるのかを知らずに始めると、いいところまで進んだ段階で行き止まりに当たります。先に境目を示しておくほうが、結果的に早く形になります。

スマホで完結するのは、用意されたパーツを組み合わせて色や形を調整し、キャラクターとして成立させるところまでです。形そのものを新しく作る作業と、骨組みや表情を足す作業からはPCの領域に入ります。この線引きを頭に入れたうえで、アプリ選びから書き出しまでを順に見ていきます。

PCを持っていない人でも、行き止まりの手前までは十分に楽しめます。むしろ、そこまでで満足するなら、PCは要りません。

スマホで完結する範囲

スマホの3Dキャラクター作成アプリは、あらかじめ用意された素体とパーツを土台にしています。だからこそ、専門知識なしで形になります。

指で触って決められること

顔のパーツの選択と配置、髪型、体型のバランス、肌や髪や目の色、衣装や小物の組み合わせ。このあたりは、スライダーとタップだけで完結します。何度でもやり直せるので、思い切って動かしてみるのが上達の近道です。

アプリによっては、テクスチャの色を変えたり、模様を重ねたりできるものもあります。用意されたパーツの範囲でも、色の組み合わせを工夫すれば印象は大きく変わります。

そのまま使える場面もある

作ったキャラクターを、そのアプリの中や、対応するサービスで動かせる場合があります。書き出しに対応していれば、他のサービスへ持ち込む道も開けます。作って終わりではなく、実際に使うところまでスマホで届くケースは増えています。

ここがポイント

スマホで作れるのは「用意されたものを選び、調整する」範囲です。形を新しく作る、骨組みを足す、といった作業からはPCが必要になります。この線を最初に引いておくと、どこで止まるかが読めます。

PCが必要になる3つの境目

どのアプリを使っていても、同じ場所で壁に当たります。境目は大きく3つです。

境目1:形そのものを新しく作る

「この髪型が欲しいけれど一覧にない」「この形の耳を足したい」。こうなった時点で、スマホの中では解決できません。メッシュ(表面の形)を作る作業には、3Dソフトの操作が要ります。

近い形のパーツで妥協するか、書き出してPCで足すか、の二択になります。妥協で済むかどうかは、そのキャラクターにとってその形がどれだけ重要かで決まります。

境目2:骨組みや表情を足す

アプリが用意した骨組みと表情の数が、そのまま上限になります。特殊な表情を追加したい、揺れものの設定を細かく詰めたい、といった要望はスマホの中では通りません。

表情は多くの場合シェイプキーという仕組みで作られています。これは「この形からこの形へ変形する」という差分をモデルに仕込んでおくものです。あとから足すにはモデリングの操作が必要になります。

境目3:開発環境を経由する登録

持ち込み先のサービスが、開発環境でセットアップしてからアップロードする方式を採っている場合、その工程はPCでしか通れません。共通形式のファイルをそのまま読み込む方式なら、スマホから直接進める場合もあります。

使いたいサービスがどちらの方式かは、作り始める前に確認しておきましょう。ここを見落とすと、完成させたあとで詰まります。

境目の手前で満足できる人も多い

3つの境目を並べると壁ばかりに見えますが、実際にはその手前で十分という人が多くいます。用意されたパーツで自分らしい1体ができれば、写真を撮ることも、対応するサービスで過ごすこともできます。

PCが必要になるのは「どうしてもこの形でなければ困る」と感じたときです。その気持ちが出てくるまでは、スマホの中で作り込むほうが手も速く進みます。

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やりたいことスマホだけPCが必要
パーツを選んで組み合わせる◎-
色や体型を調整する◎-
用意されていない形を足す×◎
表情や骨組みを追加する×◎
テクスチャを一から描く×◎
軽量化のために構造を整理する×◎

※アプリやサービスの対応状況は更新で変わります。公式の案内で確認してください。

アプリを選ぶときに見る3つの軸

見た目の好みで選ぶ前に、確認しておくと後悔が減る項目があります。

軸1:書き出しに対応しているか

いちばん重要なのがここです。書き出し(エクスポート)に相当する機能がないアプリで作ったキャラクターは、そのアプリの外へ出られません。中で遊ぶだけなら問題ありませんが、他のサービスで使いたいなら必須の条件です。

対応していても、書き出せる形式は限られます。共通形式で出せるのか、そのアプリ専用の形なのかで、その後の使い道が大きく変わります。

軸2:パーツの幅と、追加の仕組み

用意されているパーツの数と傾向は、そのまま「作れる範囲」になります。カタログを一通り眺めて、自分が作りたい方向のパーツがあるかを見ておきましょう。

あとからパーツが追加される仕組みがあるかも確認どころです。更新が続いているアプリは、作れる範囲もゆっくり広がります。無料で試せる範囲がどこまでかは無料のアバター作成アプリの見分け方をまとめた記事で扱っています。

軸3:端末への負荷とデータの置き場所

3Dを扱うアプリは、端末に負荷がかかります。作業中に発熱する、動作が重くなる、といったことは起こり得ます。空き容量にも余裕を持たせておきましょう。

作りかけのデータがどこに保存されるかも見ておく価値があります。端末内だけなのか、アカウントに紐づくのか。機種変更のときに差が出ます。

作業の流れと、詰まりやすい場所

アプリごとに画面は違いますが、進む順番はだいたい共通しています。


素体と体型を決める

まず全体のバランスを決めます。ここを後回しにすると、顔を作り込んだあとで作り直しになります。


顔を作る

輪郭、目、鼻、口の順に決めます。正面だけでなく、斜めと横からも確認しながら進めてください。


髪を選んで色を決める

髪型は印象を最も左右する部分です。何パターンか試して、時間を置いてから見直すと判断しやすくなります。


衣装と小物を合わせる

色数を絞ると全体がまとまります。迷ったら、キャラクター全体で使う色を3色程度に決めてから選びます。


書き出す

使いたいサービスが受け取れる形式を選びます。書き出す前に、作りかけの状態も保存しておきましょう。


詰まりやすいのは、この2か所

ひとつは、顔の細かい調整に時間を溶かしてしまうことです。小さい画面で拡大して見ていると、実際に動いたときの見え方から離れていきます。ときどき引きで確認する習慣をつけてください。

もうひとつは、書き出しの段階です。形式の選択肢が出てきて手が止まる人が多い場所です。次の節で整理します。

初心者さん

顔がなかなか決まらなくて、同じところをずっと触っています。


編集部

一度保存して、翌日に見直すと決まることが多いです。作りかけを複数残しておくと、比べて選べるようになります。

用意されたパーツでも印象を変える3つの手

スマホアプリは選択肢が限られるぶん、他の人と似た見た目になりやすいと感じるかもしれません。実際には、いくつかの手を押さえるだけで印象はかなり分かれます。

色数を絞ってから、1色だけ強くする

全体を3色前後にまとめ、そのうち1色だけを彩度の高い色にすると、まとまりと印象の強さが同時に出ます。逆に、色を足せば足すほど散らかって見えます。迷ったら引く方向で調整してください。

髪と目の色に関係を持たせる

髪と目をまったく無関係な色にすると、顔がちぐはぐに見えることがあります。近い色相でそろえるか、はっきり補色にするか、どちらかに寄せると顔として成立しやすくなります。

小物をひとつだけ足す

眼鏡、リボン、イヤリングのような小さいパーツを1つ足すと、それが目印になります。人に覚えてもらう手がかりとしても働きます。ただし数を増やすと効果が薄れるので、ひとつに絞るのがコツです。

書き出し形式で、その後の使い道が決まる

書き出しは作業の終わりではなく、次の工程の入口です。ここで選んだ形式が、使える場所を決めます。

共通形式で出せると選択肢が広がる

VRMは、1体のモデルを複数のサービスで読み込むために設計された形式です。対応しているサービスなら、ファイルを渡すだけで自分の姿として使える場合があります。仕組みと注意点はVRMという形式の役割をまとめた記事で説明しています。

ただし、対応と書かれていても表情の出方や揺れものの挙動には差が出ます。読み込めることと、思い通りに動くことは別だと考えておきましょう。

専用形式しか出せない場合

アプリ独自の形式でしか保存できない場合、そのアプリの外では使えません。その場合は、アプリ内やアプリが連携しているサービスの中で使うことになります。使い道を広げたいなら、最初のアプリ選びに戻る判断も要ります。

スマホだけでは足りなくなったら

境目に当たったとき、いきなり全部をPCへ移す必要はありません。足りない部分だけを引き継ぐ形が現実的です。

引き継ぐ手順の考え方

スマホで書き出したファイルをPCへ移し、3Dソフトで読み込んで、足りない部分だけ手を入れます。全部を作り直すより速く、スマホで作った雰囲気も残ります。ファイルの移し方は、クラウド経由でもケーブル経由でも構いません。

PCへ持ち込んだあとの流れ、そして各サービスへ登録するまでの工程は書き出しから持ち込みまでをまとめた記事でつながります。

移る前にやっておくこと

書き出したファイルは、必ず複製を残してください。PC側で失敗しても、元があればやり直せます。加えて、スマホのアプリ内の作りかけデータも消さないでおきましょう。パーツを選び直したくなったときに戻れます。

注意

アプリの提供状況、対応形式、書き出しの可否は更新で変わります。この記事の内容は考え方として使い、実際の対応は各アプリの公式情報で確認してください。

よくある質問

使える場合と使えない場合があります。共通形式で書き出せるアプリで作り、持ち込み先のサービスがその形式に対応していれば使えます。ただし、サービスによっては開発環境を経由した登録が必要で、その工程はPCでしか通れません。使いたいサービスの受け入れ方式を、作り始める前に確認しておくと確実です。


画面が大きいぶん、顔の細かい調整はしやすくなります。指で触れる面積が広く、パーツの一覧も見渡せます。ただしアプリが対応していない場合もあるので、対応端末の記載を確認してください。スマホで作りにくいと感じているなら、試す価値はあります。


パーツを選んで1体のキャラクターを形にするところまでは、無料でも十分に届きます。制限がかかりやすいのは、書き出しの可否、使えるパーツの範囲、保存できるデータ数といった部分です。無料で試している間に、書き出しに対応しているかを先に確認しておくと、あとで作り直さずに済みます。

まとめ

  • スマホで完結するのは「用意されたパーツを選び、調整する」範囲
  • 形を新しく作る、表情や骨組みを足す、開発環境を経由する、この3つからPCが必要
  • アプリ選びで最優先に見るのは、書き出しに対応しているかどうか
  • 作る順番は、体型 → 顔 → 髪 → 衣装 → 書き出しが崩れにくい
  • 足りなくなったら全部作り直さず、書き出したファイルをPCへ引き継ぐ

スマホ以外のルートも見比べたい場合は、スマホ・PCソフト・AIの3ルートを比較した記事に戻ると、自分に合う道を選び直せます。

※アプリの機能・対応形式・提供状況は更新で変わります。実際の仕様は各アプリの公式情報で確認してください。

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