スマホでの操作と設定|軽くして快適に遊ぶための工夫
スマホで入ると重い、熱い、電池が減る。この3つは設定の見直しでかなり改善できます。順番としては、まず表示する人数を絞り、次に描画の細かさを落とし、最後に本体の熱対策をする。この流れが効果の大きい順です。
画質を全部落とせば軽くはなります。ただ、それでは見た目を楽しめません。どの設定が何に効いているのかを押さえて、効き目の大きい場所から触るのが要点です。発熱と電池、通信環境、アバター側の工夫まで扱います。
読み終わるころには、自分の端末で「どこまで落とすか」の線が引けるようになります。設定画面の項目名は更新で変わることがあるので、意味のほうを覚えておくと迷いません。
最初に見直すのは「何人ぶん描いているか」
スマホが重くなるいちばんの原因は、同時に表示しているアバターの数です。1人ぶんの表示に必要な処理は決して小さくありません。それが人数ぶん積み重なると、どんな端末でも限界が来ます。
画質の項目をいくら下げても、人数が多いままでは改善が頭打ちになります。だから最初に触るのはここです。
表示する人数に上限をかける
多くのサービスには、同時に表示するアバターの数に上限を設ける設定があります。上限を超えた人は、簡略化された姿や別の表示に置き換わります。会話には支障が出ないので、人の多い場所では積極的に使いましょう。
設定値は端末の余力によって変わります。まずは少なめから始めて、余裕があれば増やす方向で探ると、極端に重い状態を避けられます。
重いアバターだけを非表示にする
人数の上限とは別に、処理の重いアバターだけを自動的に隠す仕組みもあります。人数を絞りすぎたくないなら、こちらのほうが見え方は自然です。判断の基準はサービス側の指標に沿っているため、モバイル向けの負荷の考え方を知っておくと設定の意味が理解しやすくなります。
サービスによっては、親しい人だけを常に表示する個別指定にも対応しています。イベントで一緒にいる人を指定しておくと、混雑した場所でも会話がしやすくなります。
距離で切る
遠くにいる人の表示を切る設定があれば、これも効果的です。会話している相手は近くにいるので、遠景の人数が減っても体験はあまり損なわれません。広い会場では特に効きます。
軽くする順番は「人数 → 描画の細かさ → 音や通信」です。人数を触らずに画質だけ下げても、混雑した場所では改善しません。
描画の設定はどこを落とすか
人数を絞ったうえで、まだ重いなら描画側を触ります。ここは見た目に直結するので、影響の小さい項目から順に落とします。
影と後処理から落とす
影の表現や、画面全体にかける仕上げの処理は、負荷が高いわりに小さな画面では差が見えにくい部分です。ここを落とすと、体感の重さがはっきり変わります。まずはこの2つから試しましょう。
逆に、解像度そのものを大きく落とすと、輪郭が荒れて印象が変わります。同じだけ軽くするなら、後処理を切るほうが見た目の損失は小さく済みます。
描画する距離を短くする
遠くの景色をどこまで描くかの設定があれば、短くすると軽くなります。屋内のワールドではほとんど気になりませんが、屋外の広いワールドでは景色が抜けて見えることがあります。ワールドの性格に合わせて切り替えるとよいでしょう。
フレームの上限を決める
1秒あたりの描画回数に上限を設ける項目があれば、あえて低めに固定するのも手です。上限を高くしたまま処理が追いつかない状態は、発熱と電池の消耗だけが進みます。安定して出せる値に固定するほうが、体感はなめらかになります。
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| 設定項目 | 軽くなる度合い | 見た目への影響 |
|---|---|---|
| 表示人数の上限 | ◎ | ◯ |
| 影の表現 | ◎ | ◯ |
| 画面の後処理 | ◯ | ◯ |
| 描画する距離 | ◯ | ◯ |
| 解像度 | ◎ | × |
※端末とワールドによって効き方は変わります
発熱と電池の対策
スマホは熱を持つと、本体を守るために性能を自動的に落とします。つまり発熱対策は、そのまま軽さの対策になります。
熱がこもらない持ち方にする
厚みのあるケースを付けたままだと、熱が逃げにくくなります。長時間遊ぶときは外す、あるいは放熱しやすいものに替えるだけでも変わります。手で握り込む面積を減らすのも有効です。
充電しながら遊ぶと、充電による発熱と処理による発熱が重なります。可能なら、遊ぶ前に充電を済ませておくほうが安定します。
裏で動いているものを止める
他のアプリが裏で動いていると、その分の処理と通信が発生します。遊ぶ前に不要なアプリを終了させ、大きな更新やダウンロードが走っていないかを確認しましょう。地味ですが効果は確実です。
遊ぶ時間の区切り方
連続で長時間遊ぶより、区切りを入れたほうが結果的に快適です。熱がこもった状態では性能が落ちたままになるため、途中で一度冷ます時間を作ると後半の体感が変わります。
電池の消耗が激しい場合は、画面の明るさも見直しましょう。屋外での使用でなければ、明るさを少し下げるだけで持ち時間が伸びます。
熱を持った状態で遊び続けると、性能が落ちるだけでなく電池の劣化も進みます。本体が熱いと感じたら、設定を下げるより先に休ませましょう。
スマホでの操作に慣れる
設定と同じくらい体験を左右するのが、操作の慣れです。ヘッドセットやPCとは入力の仕組みが違うため、最初は思ったところへ行けません。
移動と視点は分けて覚える
画面上の操作は、移動と視点の2系統に分かれているのが一般的です。両方を同時に動かそうとすると混乱するので、最初は片方ずつ練習しましょう。人の少ない場所で数分動き回るだけで、感覚がつかめます。
感度の設定がある場合は、少し下げたほうが狙った位置で止まりやすくなります。速く動けることより、止まりたいところで止まれることのほうが会話では役立ちます。
表情と身振りの出し方を先に確認する
スマホでは、表情やジェスチャーの呼び出し方がヘッドセットとは違います。人に会う前に、どこを押せば表情が変わるのかを一度試しておきましょう。会話中に探し始めると、相手を待たせることになります。
メニューの構造そのものはサービス共通の考え方があるので、一度覚えれば他の環境でも応用が利きます。
片手で持てる時間には限りがある
スマホを持ったまま長く遊ぶと、腕と手首に負担がかかります。台に立てかける、両手で持てる姿勢を作るといった工夫をしておくと、長時間の参加が楽になります。姿勢が安定すると、操作の精度も上がります。
通信環境の影響
描画の重さと通信の遅れは、症状が似ているのに原因が違います。切り分けができると、無駄な設定変更を減らせます。
症状で切り分ける
画面全体の動きがカクつくなら描画の問題です。自分の画面はなめらかなのに、相手の動きが飛ぶ、声が途切れるなら通信の問題です。この2つを混同すると、直らない設定を延々と触ることになります。
回線の選び方
安定した無線につながる場所なら、そちらのほうが快適です。移動しながら遊ぶ場合は、電波の状況が変わるたびに接続が揺れるため、途切れやすくなります。落ち着いて遊びたい日は、場所を固定するだけで安定します。
読み込みの待ち時間が長い場合は、通信の速度よりも端末の処理が追いついていないこともあります。同じ場所で何度入っても遅いなら、通信以外の原因を疑いましょう。
音声まわりの設定
通話の品質に関する設定がある場合、下げると通信の負担が減ります。会話が中心の遊び方なら、映像より音声を優先する判断も十分にありです。
周囲の音を拾いやすい環境では、マイクの扱いにも気を配りましょう。イヤホンを使うと自分の声が回り込まなくなり、相手にとって聞き取りやすくなります。屋外や移動中に参加するなら、この差はかなり大きくなります。
読み込みの待ち時間を短くする
ワールドや他人のアバターのデータは、入るたびに読み込まれます。同じ場所へ何度も行くなら、一度読み込んだデータが再利用される仕組みが働くため、二度目以降は速くなるのが普通です。
毎回同じだけ待たされる場合は、保存領域の空きが少ないことが原因のこともあります。端末の空き容量を確認し、不要なデータを整理してから改めて試してみましょう。
アバター側でできること
設定を詰めても限界はあります。最後に効くのは、自分が着ているアバターそのものの軽さです。
自分のアバターは自分の負担でもある
自分のアバターは常に画面に映っています。手元や、鏡のある場所では特に描画され続けます。重いアバターを着ていると、その負担を自分がいちばん受けることになります。
スマホで遊ぶ機会が多いなら、モバイル向けに作られたアバターを1体用意しておくと快適さが変わります。選ぶときの見方はスマホやスタンドアロン機で使うアバターの選び方で整理しています。
持ち物とギミックを減らす
常時オンになっている装飾や、動き続ける演出は負荷になります。人の多い場所に行く前にオフにしておくだけでも違います。切り替えられる作りになっているアバターは、この点で扱いやすくなります。
髪やスカートの揺れも、動き続けている限り計算が発生します。混雑した会場では揺れを止める、装飾を外すといった判断をしても、周囲からの見た目はほとんど変わりません。むしろ表示が安定するぶん、相手にはきちんと見えるようになります。
PC用と使い分ける
同じ姿を1体で通そうとすると、どちらの環境でも中途半端になりがちです。PCではしっかり作り込んだもの、スマホでは軽いものと使い分けるほうが、結果的に満足度は上がります。入口が広がったことによる選び方の変化はスマホ時代のアバター選びの変化でまとめています。
設定を下げると、見た目がつまらなくなりませんか。
全部下げる必要はありません。影と後処理を落とすだけでかなり軽くなります。解像度は最後まで残しておくと、印象は保てます。
設定を見直す手順
一度にすべてを変えると、何が効いたのか分からなくなります。次の順で試すと、自分の端末に合う線が見つかります。
重くなる場面を特定する
人が多い場所なのか、特定のワールドなのか、時間が経ってからなのか。場面が分かると、触るべき設定が絞れます。
表示人数から下げる
まず同時に表示する人数の上限を下げます。ここがいちばん効くので、最初に試して変化を確かめます。
影と後処理を落とす
次に描画の設定です。影と画面全体の仕上げ処理から落とし、解像度は最後まで残します。
本体の状態を整える
裏で動くアプリを止め、ケースを外し、充電しながらの使用を避けます。熱が下がると性能が戻ります。
アバター側を見直す
それでも重いなら、着ているアバターを軽いものに替えます。ここまで来ると設定より効果が大きくなります。
よくある質問
同時に表示するアバターの人数の上限から下げてください。描画の設定より効き目が大きく、会話への影響も小さいためです。人数を絞っても改善しない場合に、影や画面全体の仕上げ処理を落とします。解像度は見た目への影響が大きいので、最後の手段として残しておきましょう。変更は1つずつ行い、効果を確かめながら進めるのがコツです。
熱がこもると本体が性能を落とす仕組みが働くため、まず冷ますことが先です。ケースを外す、充電しながらの使用を避ける、裏で動いているアプリを止める。この3つで状況が変わります。長時間続けて遊ぶより、途中で休憩を入れたほうが後半の快適さが保てます。それでも改善しないなら、描画の設定を一段下げて負荷そのものを減らしましょう。
遊ぶ頻度が高いなら用意する価値があります。自分のアバターは常に画面に映っているため、重さの影響を自分がいちばん受けるからです。モバイル向けに作られたものを1体持っておくと、混雑した場所でも安定します。PC向けの作り込んだアバターと使い分ける前提にすると、どちらの環境でも中途半端にならずに済みます。
まとめ
- 軽くする順番は「表示人数 → 影と後処理 → 本体の熱対策」。解像度は最後に残す
- 発熱対策はそのまま軽さの対策になる。ケース・充電・裏で動くアプリを見直す
- 画面全体がカクつくのは描画、相手の動きが飛ぶのは通信。症状で切り分ける
- 自分のアバターの重さは、自分がいちばん負担を受ける
- PC用とモバイル用を使い分けると、どちらも妥協せずに済む
設定を詰めても限界を感じたら、アバター側に手を入れる番です。削り方の考え方はモバイル向けに作り直すときの手順でまとめています。