はじめてガイド

はじめてのアバター、最初の1日にやることチェックリスト

目次

初日のゴールは「自分の姿で誰かと話す」ところまでです。改変も、こだわりのモデル選びも、初日にやる必要はありません。ここを目標に置くと、その日のうちに終わる量に収まります。

初日に詰まる人の多くは、順番を欲張っています。アカウントを作った直後に有料モデルを買い、開発環境を入れ、改変まで手を出す。そうすると1つ躓いただけで全部が止まり、結局その日は誰とも話せずに終わります。

必要なのは、その日のうちに終わる作業だけです。後回しにしていいものには「後回し」とはっきり書いてあります。上から順に潰していけば、夜には自分の姿で誰かと話せます。

初日のゴールを先に決める

作業リストを作る前に、どこで終わりにするかを決めます。終わりが決まっていないと、いくらでも作業が増えてしまうためです。

「話す」までを1日の範囲にする

推奨するゴールは、サービスに入り、既製のアバターに着替え、初心者向けの場所で誰かと一言交わすところまでです。これなら数時間で届きます。

買ったモデルを登録するところまでを初日に含めると、開発環境の準備が入るぶん一気に難易度が上がります。初回は環境構築だけで時間を使うことが多く、そこで力尽きると体験そのものにたどり着けません。

できなかったことは翌日に送る

途中で詰まったら、その項目を翌日にまわして先へ進みます。1か所で止まったまま何時間も粘るより、動く範囲を確保するほうが結果的に早く進みます。

この考え方は初日に限りません。改変を始めてからも、詰まった作業を寝かせると翌日あっさり解決することがよくあります。

翌日にまわすときは、どこで止まったかをメモに残しておきましょう。「何を試して、何が起きたか」を一行書いておくだけで、再開したときに同じ場所を掘り直さずに済みます。人に相談するときの材料にもなります。

ここがポイント

初日にやらないと決めていいもの:有料モデルの購入、開発環境の導入、色替えや衣装の改変、フルトラ機材の設定。どれも後日で間に合います。

初日の流れを時系列で置いてみる


アカウントと導入を済ませる

サービスのアカウントを作り、アプリを入れて起動できるところまで確認します。可能なら前日までに終わらせておくと、当日が丸ごと体験の時間になります。


音まわりを確認する

マイクと音声出力が意図した機器になっているかを見ます。ここを飛ばすと、人に会ってから慌てることになります。


既製のアバターに着替える

サービス標準や無料配布のモデルから1体選びます。悩む必要はありません。合わなければあとで変えられます。


人が少ない場所で操作に慣れる

移動、視点、メニュー。基本の3つを、誰もいない場所で一通り試します。ここに30分使っても損はありません。


初心者向けの場所へ行く

人がいる場所に移動して、一言交わすところまで。ここまで到達したら初日は成功です。


この流れなら、途中で詰まっても被害が局所で済みます。前の工程が終わっていないと次に進めない構造になっているので、順番を守るほど手戻りが減ります。

アカウントと環境の下準備

ここが最初の関門です。作業自体は難しくありませんが、後から効いてくる項目がいくつか含まれています。

アカウントは早めに作っておく

サービスによっては、作成直後のアカウントで一部の操作が制限されていることがあります。制限が外れるまでに時間や利用実績が必要な場合もあるため、遊ぶ日より前に作っておくと当日の待ち時間がなくなります。

登録時に決める表示名は、後から変えられるかどうかがサービスごとに違います。迷ったら、変更の可否を確認してから決めましょう。

ストレージとフォルダを先に整える

アバター関連のデータは、思っているより早く増えます。モデル本体、衣装、ツール、バックアップ。置き場所を決めずに始めると、数週間で何がどこにあるか分からなくなります。

おすすめは、アバターごとにフォルダを作り、その中を「購入時のまま」と「作業用」に分けることです。改変を始める段階で、この構成が効いてきます。

準備段階でやっておくとよいことはアカウントと空き容量の下準備をまとめた記事に細かく書きました。あとで面倒になる項目を先に潰しておきたい人はそちらを先に読んでください。

入るための機材を確認する

ヘッドセットがなくても、PCの画面から入れるサービスは多くあります。スマホから参加できるものもあります。初日は、いま手元にある機材でいちばん入りやすい方法を選んでください。

機材の買い足しは、何が足りないか分かってからで構いません。使ってみないと、自分に必要な要素は見えてきません。

PCから入る場合は、有線のイヤホンとマイクがあると音のトラブルが減ります。手持ちのもので構わないので、無線機器で不安があるときは有線に切り替えて試してみてください。原因の切り分けが一段楽になります。

最初は既製アバターで十分な理由

「せっかくだから最初からいい姿で」と思う気持ちは自然ですが、初日に限っては既製のモデルを勧めます。理由は3つあります。

操作に慣れることが先だから

初日の大半は、移動、視点、メニューの開き方といった基本操作に費やされます。この段階では、どんな姿でいるかより、思ったとおりに動けるかのほうが体験を左右します。

操作が身についてから姿を選ぶと、「この動きをするなら、こういう作りのほうがいい」という判断ができるようになります。順番を入れ替えるだけで、選ぶ精度が上がります。

自分の好みは使ってみないと分からないから

販売ページを眺めているときの好みと、実際に自分がその姿でいるときの心地よさは、しばしばずれます。背が高い姿は視点が高く、小柄な姿は視界の感覚がまるで違います。

この感覚を一度味わってから選ぶと、後悔がぐっと減ります。無料の範囲でどこまで試せるかは無料アバターだけで始める場合の記事に整理しています。

失敗しても損がないから

既製や無料のモデルなら、合わなければ変えるだけです。初日は判断材料が少ない状態なので、取り返しのつく選択肢から始めるほうが理にかなっています。

初心者さん

標準アバターだと浮きませんか。


編集部

初心者向けの場所では、むしろ標準の姿の人が多いです。話しかける側から見ても「始めたばかりなんだな」と分かるので、声をかけてもらいやすくなります。

人に会う前にやっておく3つの設定

いきなり人が多い場所へ行くと、操作より先に気疲れします。会う前に、これだけは触っておきましょう。

1:音声の入出力を確認する

いちばん多いつまずきが、マイクが入っていない、または相手の声が聞こえない状態です。使いたい機器が選ばれているか、音量が極端に小さくなっていないかを、入る前に確認します。

ヘッドセットを使う場合、PC側とヘッドセット側で別々に設定が存在することがあります。片方だけ直しても解決しないときは、もう片方を見てください。

2:ミュートの切り替え方を覚える

とっさに音を切れると安心感が違います。生活音を拾いたくない場面、誰かと話している途中で席を外す場面。どちらもよくあります。

切り替え方法は、メニューからの操作とキー操作の両方が用意されていることが多いです。使いやすいほうを、入る前に一度試しておきましょう。

3:安全まわりの設定を見ておく

多くのサービスには、他人からの見え方や関わり方を制御する設定があります。知らない人からの表示制限や、個人ごとのブロック機能などです。何がどこにあるかを把握しておくだけで、初日の不安が減ります。

使うかどうかは別として、場所を知っているのと知らないのとでは落ち着きが違います。必要になったときに探し始めると間に合いません。

あわせて、他人のアバターの表示を制限する設定も見ておくとよいでしょう。人が多い場所では表示負荷が跳ね上がり、動きがかくつくことがあります。表示する人数や範囲を絞るだけで、快適さはずいぶん違ってきます。

迷ったら初心者向けの場所を選ぶ

入る場所によって、初日の印象はかなり変わります。人が多くにぎやかな場所は楽しい反面、会話に入るきっかけをつかみにくいことがあります。

初心者向けと明示されている場所なら、案内役がいたり、話しかけることが前提になっていたりします。最初の1回はそうした場所を選ぶと、会話までの距離が短くなります。

注意

初対面の相手に個人が特定できる情報を渡す必要はありません。本名、住んでいる地域、勤務先。急いで共有しなくても、関係は問題なく続きます。

← 横にスクロールできます →

項目初日にやる後日でよい
アカウント作成◎×
音声とミュートの確認◎×
既製アバターに着替える◎×
安全まわりの設定の場所を知る◎×
モデルの購入×◎
開発環境の導入×◎
色替え・衣装の改変×◎
機材の買い足し×◎

※後日にまわす項目は、判断材料がそろってから手を付けるほうが失敗しません。

初日のうちに一度やっておくと差が出ること

会話まで到達したら、余力があるときに次の2つを済ませておくと、翌日からの進みが変わります。

鏡の前で自分の姿を確認する

鏡のある場所で、全身を一度見ておきます。正面だけでなく、横、後ろ、しゃがんだ姿勢まで確認します。自分がどう見えているかを知っていると、写真を撮るときにも役立ちます。

手を動かしたときの追従具合や、表情の出方もここで確認できます。違和感があれば、それは次に選ぶときの基準になります。

メニューを上から順に一度ずつ押す

使わない項目も含めて、一度全部開いてみてください。どこに何があるかの地図が頭に入るだけで、後日「あの設定はどこだったか」と探す時間がなくなります。

アバターに用意された機能に気づかないまま使い続けている人は珍しくありません。初日にひととおり触っておけば、その取りこぼしを防げます。

翌日にやりたいことを1つだけ書き出す

初日の終わりに、「次にやりたいこと」を1つだけメモしておきます。姿を変えたい、写真を撮ってみたい、あの場所へ行ってみたい。何でも構いません。

1つに絞るのが要点です。やりたいことが3つも4つも並ぶと、翌日どれから手を付けるかで迷って結局進まなくなります。1つずつ潰していくほうが、結果的に速く広がります。

2日目以降にまわしていいこと

初日に手を出さなくてよいものを、優先度の低い順に並べます。焦って進めても、判断材料が足りないまま決めることになります。

モデルの購入と登録

何日か遊んでみて、自分がどこで何をしたいかが見えてから買うほうが失敗しません。開発環境の準備も、時間に余裕がある日にまとめてやるほうが落ち着いて進められます。

改変と軽量化

色替えや衣装の差し替えは、自分の1体が決まってからの作業です。軽量化も、まず現状がどう評価されているかを見てから考えれば足ります。

機材の買い足し

フルトラや高性能な機材は、必要性を感じてからで遅くありません。何が不足しているかは、実際に遊んだ時間の長さに比例して分かってきます。

手に入れた次にやることの優先順位はアバターを手に入れた次にやる3つのことにまとめました。翌日以降の道筋はそちらを参照してください。

よくある質問

無理に話しかける必要はありません。初心者が集まる場所で、他の人の会話を聞いているだけでも十分に体験になります。話しかけられたときに一言返せれば、それで初日のゴールは達成です。声を出すのが難しければ、身振りやテキストで応じても構いません。まずは同じ空間にいることに慣れるところからで問題ありません。

楽しめます。PCの画面から参加する形でも、会話も移動も一通りできます。ヘッドセットがあると身振りが自然に伝わるという違いはありますが、それは必須条件ではありません。まず画面から始めて、物足りなさを感じてから機材を検討する順番でも遅くありません。

既製アバターで会話まで到達する範囲なら、2時間から3時間ほど見ておけば足ります。アカウント作成やインストールを別日に済ませておくと、当日は操作に慣れる時間だけで済みます。買ったモデルの登録まで含める場合は、初回の環境構築で数時間かかることがあるため、別の日に分けるほうが現実的です。

まとめ

  • 初日のゴールは「自分の姿で誰かと話す」まで。それ以上は翌日に送る
  • アカウントとフォルダ構成は前日までに済ませておくと当日が楽になる
  • 最初の1体は既製で十分。操作に慣れてから選ぶほうが判断の精度が上がる
  • 人に会う前に、音声・ミュート・安全設定の3つだけは触っておく
  • 購入・改変・機材の買い足しは、何が足りないか分かってからで間に合う

全体の流れをもう一度確認したい人は最初の1体を持つまでにやること全部まとめへ戻ると、次のステップの位置が分かります。

あわせて読みたい